今日も生駒百貨店一階レストラン併用の雑貨店 “幡” 。白色の柔らかさを感じる落ち着いた佇まいに惹かれてやってきたのは、もう数えきれないほどである。
日本情緒漂う静かな異空間の雰囲気を私は、なぜだろう、心がささくれている時ほど、来ると心が癒され落ち着くのは・・・
壁際に井上博道氏の白黒の写真が白い壁際に何枚か貼られてあるが、画廊の趣にも感じられて私は異邦人のように包まれるのだ。
ランチは、和食2種類を魚と肉をメーンにする献立が用意されて、色合いが水彩画のような淡く優しげな味付けは胃に無理がない。
ランチの時聞が終わるとカレーライスとハヤシライスを用意されているが、他店には見られない独創性のあるカレーライスとハヤシライスのデザイン? が、私には、なかなかユニークで美味しく楽しいのだ。
ウエイトレスさんたちは、奈良に伝わる地場産業である江戸時代よりさかんに織られている蚊帳(風は通すが蚊は通さないと言う布地)黄色の布をターバン風に包みお給仕される姿の横顔、後ろ姿がとても素敵です。仕事をされている様子はいつも穏やかなそれでいてきりっとした専門的な仕事をしているという甘えのない人たちのように映る。
お食事を用意される仕事ですから髪の毛が落ちないように配慮、されているのは清潔感があっていいですね。
夏の蚊帳の布は、蒸し暑い日本の夏にはとても快適に過ごせます。
蚊帳で作られている生活雑貨、布製の軽いパック等、お帽子、ショール等それにお菓子類、お茶その他の多種多様に広がり、土日は老若男女様々な年齢の方が多く足を運ばれて楽しい時間を互いに過ごされているようです。
(MARROW)=骨髄・真髄・核心
そのものの本質や物事の根本になることを意味する。(地球に負担をかけない)「サーキュラーエコノミー」の実践をされて廃棄物や無駄、汚染を発生させないように、原料やリサイクルを想定したうえで製品デザインやサービスをプラン段階から設計の本質を考えていらっしゃるようです。
お洋服の布地も蚊帳で薄手の物から季節に応じた日本製だけどエキゾチックさを感じられるお洋服を試着できるスペースもあります。
写真家井上博道先生《美の脇役》著作大阪芸術大学写真学科に勤務されていらしたことを知り保育学科を卒業した私は、現実にはおめにかかったことはございませんが、なんだか縁を感じられて心が弾みました。
松田写真機店 プリント
2024年11月16日