モーニングサービス

東大阪市近鉄石切駅前《街路樹》

 どこの街にもモーニングサービスを提供している喫茶店がある。Corona禍の中で客数が減り始めているも店主たちは値段を振り絞って工夫を凝らしてくださっている。 

 東大阪市石切の《街路樹》に久しぶりに足を延ばしてみた。以前は、お昼のお弁当がお気に入りで時々、通ったが、最近はご無沙汰していた。

 久しぶりに会ったレストランの女性チーフの満面の笑顔が嬉しい。モーニングを注文する。

 程よくこんがり焼けたパン二つ、サラダはキャベツの千切りをてんこ盛りにブロッコリーが乗せられて、軽く酢を主体のソースがかけられている。卵を主体のオムレツは、ポテトの柔らかな食感を大切に包まれて柔らかくおいしい。

 終わりに珈琲のお替りができるのです。お値段は550円。ボリュームからして安いなあと瞬間感じ、昨今の野菜、卵も高騰しているなか、頑張っている感が、こみあがり涙が零れそうになる。最近、年齢のせいか涙もろいのです。

近鉄上本町百貨店一階並び カルムカフェカバリエ

 近鉄上本町改札口に面して百貨店の並びの端に喫茶ルームがある。

喫茶ルームの趣は幾度か変わったように記憶するが、最近ではようやく落ち着いたように見える。

 客足もそれなりに増加傾向がみられるナーンテ自分の店でもないのに失礼ですね。

 モーニングサービスをオーダーするとレモンテイーは二杯飲める量の入った瀬戸物の茶こしに砂時計が付き、レモンの輪切りが2枚、砂糖は別の入れ物に入り、大皿に私の好きなチーズたっぷりのトースト、別皿にはたっぷりの野菜サラダ。ゆで卵、が小さなカップに入りそれらが並ぶ中に、私の大好きな赤ぶどうジュースが置かれているのです。

ウエイトレースさんは(ジュースを先にお飲みくださいね)と声をかけてくれます。そして以前は、コーヒーのお替りができたけれど今は、100円いただいていますとのこと。客に優しいメニューと量は客足が途絶えませんね。若いカップル。中高年のカップル。仕事前のサラリーマン。女性ひとりモーニングも多い。650円

サンドイッチ&カフエ PEER(仲間、対等、同輩を意味する)

 最近出会ったPEERは決して広くはないけれど、掃除が行き届き清潔感と勤務する女性と男性は黒の仕事着にオレンジ色のキャップとエプロンを付けて可愛らしさを際立てせている。白い壁には、小さな額装に淡い色で描かれた女の子の絵が飾られています。

 静かに流れる軽音楽の音が、静かすぎず、大きすぎず程よい耳触りが良いのです。とってもシンプルなお店ですが、レジのところには障碍者の方が作られた可愛らしい小物を木箱の中で売られています。

 まず店先に立ち注文をしてお金をレジにて払います。その順序は他のカフエとは違いますね。モーニングの支払いを済ませてポイントカードを付けてもらい、壁際に張り付いた二人掛けのテーブルから外の人の行き交いが見えて退屈しないのでお気に入りの席になりました。

 朝のモーニングは、珈琲とサラダはレタスに細かく刻んだ人参が乗っかっています。こんがり焼いて二等分された一枚パン(技があります)半熟卵をベーコンに乗せてモーニングはそれだけです。値段は400円(内税36円)

 お昼のランチは、色とりどりのサンドイッチ300円でセロフアンの袋に包まれています。スープはその日によって変わりますが、フライドポテトにケチャップを付けて食べるか、サラダでも選べます。200円

 飲み物は、珈琲、レモンテーィ、ジュース200円で飲めます。お昼のランチは、700円ですね。ジュースを200円で買ったのですが、美味しく体に優しいしいものを他社から仕入れているようです。二階か三階に調理場があるようで職人さんが入れ替わり、たち替わり運んでこられます。

 カフエに運んでこられる職人さんたちは必ず、入退室時に必ず頭を下げられるので一度、お聞きしました。

「皆さんが、カフエのドアーで入退室時、頭を下げるのは社長さんがそのようにすることを希望していらっしゃるのですか」

「いいえ、先輩たちが以前からそうしているので私たちもそうしているのです」なるほど、PEERの意味に納得しました。「仲間、対等、同輩を意味する」場所は伏せさせてくださいね。まだ知られたくない私の秘密の場所です。

2023年4月1日 吉田公恵

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